シャルマの未来予測 を読んでみて 4

第四章は国内経済への【政治介入】について。政治介入は経済面での悪い兆候であり、主に国民の目先の支持を集めるために行われる。

指標としては財政支出の対GDP比で、高い国はロシアやブラジル、インドなど。低い国は韓国台湾などだそうだ。

悪いとする根拠として、政府主導の投資は無駄が多い(=GDPの上昇に寄与しにくい)ことを挙げていた。

お役所仕事=責任の所在が曖昧、ニーズにマッチしない などのイメージはなんとなくあったので、このあたりはすんなりイメージできた。

 

ところでこの本では、様々な国の歴史から良し悪しの分析を行っているので、失敗事例がよく出てくる。そこに上がる国、だいたい決まっているような…。そして日本はめったに上がらない。これはなかなか凄いことなのでは。